最近大切な仲間に、自分の決意を伝えたメール。
最近、BOPビジネスのリーダーを支援することに全力を注いでいます。
ブログ用に、ちょっと編集。
(BOPとは、BASE OF PYRAMIDの略。
ビジネスの力で、世界の貧困問題に挑戦をするものです。
別名インクルーシブビジネス。
よく知られているのは、川の水をろ過して飲めてしまう「ライフストロー」でしょうか。)
いつか僕自身が現地・・・おそらくバングラディシュで、
色々なことを見て、経験してくる必要がありそうです。
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私は高校・大学と留学をしていました。
そして、向こうでクロアチア難民の女性に初恋をし、
世界中の仲間とのつながりを持つことができました。
しかし国直後に9.11同時多発テロが起き、
そのときのショックから、人と人とが共に歩む場を広げたいと、現在の仕事をしています。
そしてコーチ・ファシリテーターとして活動する上で、
自分自身の価値観も明確になってきました。
やっぱり僕が大好きなのは、
・マルチカルチュアルな場。色々な背景を持つ人たちが入り乱れている場所。
・型破りな人。他人から見て、時にはKYなんて思われるような人。「変って言われて、嬉しい人」
・もちろん、具体的でサステイナブルな社会貢献は、外せない。
そして、常識破りなリーダー達と、世界の難問に挑戦しながら、
もっとおもしろい世界を作って行きたい!
これから、BOPビジネスの支援を中心に、
さらに、型破りで、社会貢献性の高いプロジェクトをサポートしていきます。
西田 博明
:::::::::::: 【西田の背景】 ::::::::::::::::::::::
■私は5年前に今の仕事をはじめました。
でも、その道を歩むきっかけとなったのは、10年前でした。
留学と、911と、ある少女が、今の僕を突き動かしています。
10年ほど前、私は、ノルウェーに留学をしていました。
そこで、いろんな経験をしました。
レポートに苦労したり、現地の人とサッカーをしたり、
ランチタイム、先生のモノマネをして爆笑したり、
雪に穴を掘って、一晩を過ごしたり・・・
最初は苦労しましたが、ノルウェー語も覚え、
少しずつ、現地の友達ができてきました。
■世界中の留学仲間とも知り合うことができました。
ゲーム大好きなホストブラザー、
アメリカから来た、おてんば娘のレイチェル、
踊ってばかりのラテンアメリカ人たち、
やんちゃなドイツ人のヤコブ、
時にはアジア人同士で、ゆったりと時を過ごしたりもしました。
信じられないくらい多様で、理解できないくらい違いがあって、
それでも、やっぱり同じ人間だなって思いました。
お互いの違いを受け入れあって生活するとき、
そこにはとびっきりの刺激と、
不思議な安心感がありました。
■僕はよく言うと個性的、
今風の言葉で言うと、KYでしょうか(笑)?
小学生の頃は、授業中立ち歩いて、先生を苦労させていました。
たまりかねた先生が、「特殊学級に入れたほうが・・・」 なんていうぐらい、
1人で学級崩壊をしていました(笑)
今も、周りから「変わってる!」って言われる方ですし、
そういわれると、ニヤッと、嬉しかったりします。
それでも、高校生のときは、コミュニケーションが上手でなかったこともあり、
クラスの中で、疎外感を感じることもあったのですが、
多文化な環境にいると、変で当たり前。
周りの奴らもおもしろい奴らで、
自分も、そのままの個性で、丸ごと受け入れられている。
そんな安心感と、強烈な刺激を楽しんでいました。
■そして初恋もしました。
難民としてクロアチアからやってきたマリアナ。
外国人向けのノルウェー語の授業で知り合いました。
好奇心に満ちた、美しい青い目。
いつも背筋を伸ばして歩く、
とても優しくて、きれいな、年上の女性でした。
最初は、彼女のいる授業が楽しみになりました。
そして、廊下ですれ違うだけで、妙にテンションが上がるようになりました。
スクールバスで、彼女が他の男の子と一緒に居ると、いてもたっても居られない気持ちになりました。
帰国するときの別れ際のハグ。
彼女が「グッドラック!」といいながら、軽くキスをしてくれました。
もはや、彼女に真意を聞くことはできないのですが、
僕の人生初めての、挨拶以上のキス・・・だったかも知れません。
日本に帰ってきてからも、留学の思い出で、胸が一杯でした。
日本の高校生としての生活を再会しながら、
仲間やマリアナのことを何度も思い出していました。
■そんな時、9・11同時多発テロが起きました。
なんどもなんどもリプレイされる、
旅客機と貿易ビルの激突のシーンを観ながら、
足の力が抜けて、立っていられないほどの衝撃を受けながら、
目の前に起こっていることが、信じられませんでした。
仲間の無事を祈りながら、
今まで、あれだけ仲良くなった仲間が、
少しずつ、溶け合っていくように見えた世界が、
一気にばらばらになっていくような、そんな気持ちでした。
■そして、ある冬の日、
ニュース画面に、あるアフガニスタンの少女が映っていました。
大きく口を開けて笑う、とてもかわいい女の子でした。
スラブ系。
ちょっとカールのかかった金髪、
ふっくらしたほっぺたと、かわいい鼻。
教会の天使を連想させるような、そんな女の子が、
ケラケラと、笑っていました。
僕は、初恋の、マリアナを思い出していました。
■そして、キャスターが言いました。
「このかわいい女の子、実は、楽しくて笑っているんじゃないんです」
「・・・実はその日の朝、彼女に家にミサイルが打ち込まれました
そして、彼女の家族は、吹き飛ばされてしまったんです」
「それから、彼女は気が狂ってしまって、笑い続けているんです」
■・・・・ショックでした。
そんなに簡単に、理不尽に、人の命がなくなることが、とても悲しかったです。
祈る以上のことが何もできない無力感に打ちのめされながら、
それでも僕は心から、こんな悲しいことは繰り返して欲しくないと思いました。
そして、自分の人生の方向性が変わったと、思いました。
■「今はまだ高校生で、何もできないけれど、
違いを違いとして受け入れられること違いがあるからこそ、
おもしろいんだ、素晴らしいんだっていえること
肌の色や、言葉や、宗教で人を区別せず、
「同じ人間だよね」っていえること
お互いの幸せを喜び、お互いの悲しみを分かち合えること
そしてそれを踏まえて、一緒に未来を創っていけること。
そういったことの大切さを、知っている。
そしていつか、そんな考え方を拡げて行きたい」と思いました。
■あれから、10年。
学問をやったり、ビジネスをやったり、
自己啓発をしたり、自分に何ができるかを探し続けました。
そしてやっと、コーチング・ファシリテーションと言う仕事に出会いました。
コミュニケーションを通じて、お互いの違いを活かしながら、
分かり合いながら、心から信じ、応援しながら、未来を創っていく。
もしも世界が平和になることがあるとしたら、
おそらくそのとき、僕たち人類は、
こんなコミュニケーションをしているんだろうと思います。
■そして私にとっては、コーチング・ファシリテーションをすることが、
とても楽しいことなのです!
一緒に身体を動かしたり、笑ったり、未来や過去を行き来したり、
そうやって頭と心をフル回転させながら、
一緒に未来を創っていくという作業が、とても心地よい作業なのです。
クライアントさんの人生の話を伺えたり、
お互いに予想もしなかった戦略や、
クライアントさんご本人だけでなく、周囲の人まで幸せにしてしまう目標や、
それぞれの、生き方の多様性に触れるたびに、
深い喜びを感じます。
コーチ・ファシリテーターとして、自分の個性を活かしながら、
貢献できることが、嬉しくて仕方ありません。
■そして僕は、型破りで、「変!」な人が大好きだし、
多様性にあふれた多文化な空間が大好きで、
やっぱり、貢献感を感じるとき、幸せを感じます。
自分が、プロとしての技術・能力を提供する事で、
彼らのパフォーマンス向上や、ビジョン・ミッションの発見・実現がなされ、
この社会・世界に、あっと驚くような変化を起こせるようなコーチでありたいと、思っています。
こんな背景から、BOPビジネスのリーダーたちを、プロとしてサポートしようと思っています。