今日はNVC(非暴力コミュニケーション)を学ぶ機会がありました。
ようするに、ヨコの関係で私メッセージという、
コミュニケーションの基礎を徹底するという印象ですが、
使いやすく分かりやすい形に体系化されていて、非常に参考になりました。
あと全生徒の前で、差別について、私メッセージを大切に、
差別について思うこと、伝えてみました。
平和大ですら、差別や偏見のないコミュニティーではなく、
日本人・アジア人として、そういうことを体験する場面があります。
これに関しては、どう伝えるか、3日ぐらい悩んでました。
善意100%で、ほめるつもりで、起きる差別がある。
「あなた、話が上手な日本人だね!!」
「あなたみたいにステキな日本人もいるんだね」
そういう言葉。
その裏にどんな日本人像が隠れているか。
世界青年の船で知り合った仲間で、アボリジニーの血を引く友人がいるんだけど、
「彼女を見てごらん、アボリジニーなのに、こんなにいい成績をとっている。みんながんばらないと」
っていわれたことがあるって。
差別って、時には悪意がないんだよね。
悪意がないけど、ステレオタイプがあったり、
悪意はないけど、上から目線だったりする。
そういうことが、
平和大のキャンパスの中で、
学生同士のやり取りの中で起きている。
そう、差別って、悪意よりも、
その、中途半端な関心と、中途半端な無関心さの方が、
人の心を傷つけるのかもしれない。
すっごくもやもやしてて、というか内心では憤ってるけど、
相手に悪意がないだけにややこしくて。
どうこの気持ちを共有していいのかわからなくて。
ただ怒り来るったって伝わらないだろうし
NVCが大きなヒントになりました。
つまりは私メッセージだと。
怒るのでも、相手を裁くのでもなく、
「こういうことをいわれて、僕はすごく心地が悪くて、
悪意がないことはわかるけど、偏見を押し付けられてるようには感じる。
でも、ほめられてはいるわけで、
どうしていいかわからなくて、戸惑ってる。」
全員かどうか分からないけど、
教授を含め、終わったあとに何人も声をかけてくれて、
伝わる人には伝えられたんだと思います。
正直、ほっとしました。
これに関しては、一回文章にしたら消しちゃったので、
潜在意識からのメッセージだということにして(笑)
また改めてまとめなおそうと思っています。