すでに1週間前の日記になってしまったぁ。
キルステンの家から、ハイデルベルグにちょっとよって、
ピーター・ザーボの家に向かう。
朝ごはん食べて、キルステンに駅まで送ってもらう。
チケットはなんと、昨日ネットで予約した画面のプリントアウト。
それも誰も、チェックしない。
これってすごいなぁと言うか成熟しているなぁと言うか、
1人ひとりの良心と、信頼の上に成り立ってるというか。
ただ乗りだって余裕でできそうだけど、
もしかしたら、見つかったらばれたら物凄くまずいことになるのかも。
そこらへんは日本よりきっちりと厳しそうな気がする。
フランクフルトで乗り換えて、ハイデルベルグへ。
指定席、結構眠くて、あまり外を眺めずにウトウト。
ハイデルベルグは、大学町で有名だとのこと。
大学と聞くだけで、嬉しくなってしまう習性の有る僕は、
やっぱりちょっとそれだけで、嬉しくなっちゃう。
ちょっと使い方が日本と違うコインロッカーで戸惑ってたら、
普通の通行人が使い方を教えてくれたり。
間違って街から離れていくバスに乗ったら、
みんなが慌てて「このバスじゃない、あっちだあっち!!」なんて教えてくれたり。
なんだかとっても優しい人が大い気がする。
そして1つ自慢
高校時代のノルウェー語が時々役に立つ。
ドイツ語の会話の内容が時々理解できたり、
「あの通りを真っ直ぐ行って3番のバス」ぐらいなら、
怪しいドイツ語で対応できたり。
そんなわけで路面電車にのって、お城のほうへ。
結構アジア人も多い。韓国とか中国?のが結構いる。
観光客風?留学生とかもいるのかも。
町は綺麗。
さすが大学町らしく、学術や芸術系のポスターが多数貼られていて、
その中に日本人の映っているものが。
近々、利根川進さんの講演があるらしい。
テーマは海馬とエピソード記憶について。
ヤバイ、聞きたい。
ハイデルベルグ城、
ケーブルカー乗り場を通り過ぎてしまったらしく、
普通に坂道を歩いていく、結構急。ややキツイ。
お城は・・・
これは写真、また載せます。
本当に、日本の城とはまた違った、荘厳さや豪華さがあった。
様々な所に装飾が施されていて。
すでに崩れている塔の崩れ方もまた美しくて、
いろんな所に銃眼が造られていて。
きちんと曲がりくねって上っていくようになっていて、
これは、難攻不落のお城だったんじゃないかなぁ。
お城の中にある薬学博物館もおもしろかった。
お土産コーナーに、
「anti idiot pill 馬鹿防止薬」とか
世界がばら色に見える薬とか。
そういうふざけ薬もあって、おもしろかったんだけど、
ほとんどドイツ語で良くわからなかった。
オモシロイ雰囲気だけが伝わってくる。無念。
ケーブルカーで降りて、
ハイデルベルグの町を歩く。
大聖堂をチラッと見たり(bad honburgの教会のほうがインパクトはあった)
不思議な球状のからからに揚げたドーナッツ見たいなものを食べたり。
クリスマスのオーナーメント屋さんを眺めたり。
昼食は、居酒屋。
メニューは
ドイツ風パスタと野菜。
魚の塩漬けとサラダ。
ハッシュポテトのリンゴジャム添え。
そしてミュニックさんのビール。
結構なボリューム、3人でシェア。
パスタはなんというか・・・チーズ的なソースがどばっとかかっていて、
かなり食べ応えが有る。
魚の塩漬けがかなり美味い。異常にビールにあう。
ハッシュポテトは、リンゴジャムとあわせるとすごく美味い。
リンゴジャムも、すりリンゴを甘くした感じでしっかり素材の味が有る。
そのまま目抜き通りを歩いているうちに、
どんどん出発時間が迫ってきて。
路面電車に乗ったら、なかなか出発しなくて、
電車に送るんじゃないかとひやひやした。間に合ってほっとした。
電車、一度乗り換える。ここでひと波乱。
乗り換えも時間がなくて、物凄く長い電車で、
指定席は1番前で、そこにたどり着くまでに出発時間が来て。
車両のなかを歩いていたら、なんと込みすぎて進めない。
次の駅まで待って、その車両をやり過ごして、
やっとたどり着いたと思ったら、
すでに占領されている。
「こっちでは発車から15分遅れたら、もう他の人が座っていい」とのこと。
もうなんだかやるせない、
とてもイヤでイライラした、攻撃的な気分になる。
旅の疲れもあるんだろうけど、
どうも僕は、
少しうまくいかないことがあると、
一気にイヤになってしまう・・・
自分のことや、身の回りでおきていることが許せなくなるということが、
時々おきるらしい。
ちょっと1人になって、眼をつぶって、呼吸を整えながら、
今まで進んできたことに意識を写してみる。
そもそも、今ここで、セミナー実施のためにヨーロッパにこれていること。
1年半前、「セミナーをしない?」って誘われてから、
自分が本当にいろんなことを乗り越えてきたこと。
そういったことに意識を向けていくと、
少しずつ、前向きなエネルギーが戻ってくる。
これはいい経験をした。
また何かあったときに、使えそうなコーピング方法だなぁ。
そんなことをしている間に、
バーゼルに到着。
電車を降りて、ワクワクしながらエレベーターを上って・・・
ピターがいる!!
「ヘイ!ヒロ?元気?」なんていわれながら、
肩を組みながら歩いたりして。
もう、嬉しくなっちゃう。
この1年半、本当に一番僕にとってはモデルだったし、
彼にあうために、ここに着たんだし、
ここで彼とセミナーをするために、
いろんなことを乗り越えてきたんだから。
本当にもう、嬉しくなっちゃう。
あの笑顔、
軽やかな声のトーン、
考える時の上を見るしぐさとか。
もうそういうも変わってなくて、
とにかくもう、うれしくなっちゃう。
だってもう、やっとここまで会いに来れたんだから!
なんだか、文章だけ呼んでたら、
恋をしている人みたいですな。
でも確かに、思い焦がれていたといっても、
別に過言ではない。
この1年半どんなことがあったかを報告したり、
色々しながら、彼の家まで歩いて行く。
なんと築100年とかっていう家で、
すごく綺麗にレイアウトもされていて、
センスのいい居心地のいい家。
おうちのミニツアー。
ここで、SF創始者のインスーも時々とまっていたんだなぁ。
ピーターの奥さんのステファニーと再開、
3人の子どもたちとも顔合わせ、うち1人はオランダで会った。
夕食を囲んで、色々話して。。。
両親をホテルに送って、
帰宅、シャワー、睡眠。