チェンジ・ザ・ドリーム・シンポジウム に関わるメンバーによる、
エクアドル熱帯雨林への旅。
3日目は、オタバロ地域の観光と、シャーマンの儀式。
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夜は結構眠れた。いろんな夢を見た。
目が覚めて、同室だった、僕にツアーを教えてくれた人と挨拶。
朝ごはんに行く。
食堂に集まったみんなは、知っている人もいるし、知らない人もいる。
みんな笑顔で迎えてくれる。拍手だったかな。
「良かった、たいへんだったね」って声をかけてもらえて、
ものすごくほっとする。
エクアドル人ガイドのフリアンとクッキーも、
いい人で英語もうまい。
早速通訳も開始。これからのスケジュールについてなど。
■アニマル・マーケットへ
バスに乗って、アニマル・マーケットへ。
もう、動物とフンと、食べ物の、結構強烈なにおい。
テンジクネズミ、牛、羊、子豚・・・いろんな生き物が、野ざらしで売られてる。
ちょっと外れたところの屋台はいいにおい。ものすごくおいしそう。
でも日本人が食べたら、多分トイレで一日過すはめになる。
あとは、セリもしてた。日用品の叩き売り。
この人の口上も上手で、おもしろかった。
混沌と、匂い。
生活、生きるということ、食べるということ。
そのために働くということ。
なんだかとても、基本的なものがあったように思える。
■市場 merucado de ponchoへ。
お土産を買うなら、こことのこと。
ラテンアメリカ最大級のマーケットだとかなんとか。
小山(丘?)に家が並んでて、
その道路に面してすさまじい数の屋台が並んでる。
いろんな屋台が、いろんなものを売ってる。
民芸品、靴、野菜、日用品、機械類、海賊CD、
トイレットペーパーを50セントで売ってる公衆トイレ。
牛や豚の肉、頭部、ソーセージ。おいしそうな匂い。
夕方に訪れるシャーマンの儀式に必要な植物類を買ったり。
僕もポンチョとか、皮の帽子とか買う。
ポンチョは子どもの頃ほしかったのに、
かってもらえなかった恨みが残っているらしくて、
目にすると買ってしまうという、変な癖がある。
皮の帽子は、昔からほしかった奴。
雨の日にこれを被って、出歩きたいんだ。
チリでは値切るのに失敗して買わなかったのを後悔した。
良心価格だし、いい感じに店の人が薦めてくる。
結構買いまくってる人もいる。
値切るのは、やっぱりスペイン語が話せると有利。
■昼食
戻ってこない人がいる。フリアンがものすごく心配してる。
迷ったらしい。フリアンいわく、ここで迷うなんて、空前絶後のできごと(笑)
午後はシャーマンにも会うからと言うことで、軽めのご飯。
やしの芯のサラダがおいしい。たけのこ的な味。
飾られてる民芸品も素敵だった。
伝統的な柄をちょっと現代風にアレンジしたタペストリーとか。
帰り、マーケットにいた女の子たちがバスに乗ってきて、
3曲ぐらい披露して、スカーフを売ってくれた。
みんな感心して随分買ったみたい。僕も購入。
ほんとに、いやらしくなく商売上手だな、オタバロ人。
■滝
バスに乗って滝に行く。
現地のオタバロ人の高校生?ぐらいのこたちが、騒ぎながら滝に当たってる。
みんなものすごい体格、老けて見える。
ここはエクアドルの中でも有名なところらしい。
静かな時に「問い」を心に持って対峙すると、答えが得られるらしい。
エネルギーも随分高いらしくて、クラクラしてる人もいる。
「ここのエネルギーを覚えておいてください」とガイド。
■シャーマン
アンデス高地のシャーマン。
男女で分かれて、別々のところに行く。
ドン・エステバンは素敵な人だった。
日本人の名前を覚えられなくて、四苦八苦してた。
儀式を行う小屋も、なかなか雰囲気があるというか・・・
独特の空気感に満ちていた。
ドン・エステバンによるリーディングがあって、
その後儀式を始める。
現地語で話すエステバンを、孫のハイカラな兄ちゃんがスペイン語に翻訳。
腰パン、GAP的なトレーナーという、いまどきの格好だけど
彼はじいちゃんの後を継ぐことを決めているらしい。
こうやって、伝統が伝えられていくんだな。
新しいものと、変わらないものの、不思議なまでの共存。
リーディングを通訳。
儀式・リーディングの内容は秘密。
なかなか激しかった。
帰ってから、お互い変性意識だったのか、
いるはずのメンバーが見当たらないと思い込み、
大騒ぎ、少し衝突がおきる。
後で考えたら、ただの笑い話だった。
その日のうちに、しっかり仲直り。
・・・・思い返してみて、結構忘れてることが多いもんだなと思う。
特に感情的な動きや、考えたこと、気付いたことは、
流れて、ぼんやりとした大きな塊になってしまっている。
もったいないな、それを書き留めておけばよかったなと思いつつ、
これはこれで良いんだ、ベスト何だという感覚が、なぜかある。