3人チームで、
「こんにちは~」なんて挨拶をしながらお邪魔し、
物資が足りないときは、可能な限りで提供し、
医療が必要な人は、医師への引継ぎを行い、
心に辛さを抱えている人は、
そんな話を傾聴して、気持ちを吐き出してもらい、
最後に、ちょっと前向きなムードにリードして、
家を出る。
うかがった話は、人それぞれ。
家族で過ごせる避難先と、新しい仕事が見つかったひと。
育った食べごろの農作物を食べられず、かなしがるひと。
そもそもずっと1人暮らしで、
震災と言うよりも、前から寂しい思いを持っている人。
やり場のない怒りを抱えている人。
結構前向きに、笑い飛ばしている人。
元気にしているけど、実は不安で、涙を見せる人。
いろんな人がいました。
・・・これは僕の投影も入っているかもですが、
多くの人に、なんとなく「やり場がない感」は共通しているように感じました。
原発が悪いとも言い切れず。
行政が頑張っていることも知っていて。
地震や津波に怒っても仕方がない。
放射線は見えないから、良くわからない。
だけど逃げなきゃいけないのも、わかる。
でも、やっぱり今の状況は、辛い。
訊いているこちらも悲しい気持ちになる事もあって、
そんなときは「心のスイッチ」
次の家に入る間に、ちょっと伸びをしたり、
冗談を言ったりして、
自分の状態をいい状態にして、
次の家に入る。
これを延々と繰り返し続けていたアースデイ奄美のお2人には、
頭が下がります。