帰郷2日目。
昨日の夜はブログを書いたりした後、
昔映画にもなって気になってた、
「GO」の原作を読んだ。
なかなかの秀作。
ちょっと文体が流れきらなくて、大好きではないんだけど、
それを補って余りあるストーリー。
後半にかけてどんどんスピード感を増していって、
胸が痛んだり、怒ったり、ドキドキしたり。
読み終わって気がついたら午前3時。
今日は餅つき。
俺が小さな頃から、毎年やってきたもちつき。
小さなころは、クリスマスの次ぐらいにとっても楽しみだったなぁ。
みんなが来て、餅つき屋って、ミカンを焼いて・・・
両親は、1人で杵を持てるようになったとか(小学生ぐらい?)
10回つけるようになったとか、(これも小学生ぐらい?)
杵を振り下ろした時の音が重くなってきたとか(中学生とか?)
ひと臼つけるようになったとか(つまり1人で米をもちにするまでできる)
そんなことで、息子の成長を実感したりするんだろう。
よくドラマでやってるような、身長を記した柱の傷みたいなものだと思う。
朝から色々と準備して、
西田家に伝わるウスを出してきて、
(・・・と言っても、多分そんなに古くはないんだろうけど)
父は焚き火を炊いてセイロでもち米を蒸して、
で、
九十九三蔵を思い出すような、ものすごく身体のでかい幼馴染もちょっとやってくる。
こいつは見てるだけでほれぼれしてしまう漢なんだ。
やさしくて、せんさいで、ごつい。
母の職場の人たちがやってくる。
殆ど女性。
一応手伝いと言うことなんだけど・・・
女性陣は米を持ってくるんだけど、
その米をつききるだけの力がないので、
増えれば増えるほど、男手にかかる負担が高まるという、
不思議なお手伝いさんたち。
去年は死にかけたんだけど、
今回は、30代の男性が二人やってきてくれて、奮闘してくれた。
おかげで何とか、13ウスぐらいを乗り切りました。
ありがとうございます。
去年よりも、上達した。
去年より合氣道の稽古も1年多くやったわけだし、
原始反射の統合もやって、足腰のつながりが良くなったし。
上体をかぶせて重みをかけることができるようになったし、
足がしっかりして、地面とのコンタクトを保てるようになった。
まだまだ力が入るなぁ。特に疲れたとき。
力を入れないと力が出ないって言う思い込みが抜け切らない。
脱力したまま杵を振れるようになったら、かっこいいなぁ。
来年の課題は、「杵とり」の育成ですな。
杵とりって言うのは、杵を振っている搗き手の横に立って、
もちをひっくり返したり、水をつけたり、杵にはりついたもちを取ったりする、
いわゆるサポーターなんだけど、
これが実はものすごく難しく、かつ搗き手のパフォーマンスに大きく関わる。
意外と怖い作業で身がすくむし、
餅は熱かったり重かったりで腰にくるし、
リズムが崩れると搗き手の疲労が急増する。
そんなわけで、これはまだ、まともにできるのは母しかおらず、
俺でもまだまだうまくできない状態。
ま、それでも5時間ぐらいかかって13回餅をつききり、
みんなで雑炊、あんこ餅、大根おろし餅、
持ち寄ったいろんなおかずを囲んで、
おいしい昼食になりましたとさ。
俺は教えたり、色々しながら、
合計、5ウスぐらいついたんだろうな。
この高槻に引っ越してきたときは、父に手を添えられて
ペタペタと、杵を上下に動かすだけだった。
大きくなったもんだ。
翻訳作業が少し残っていて、
仕事終わりは明日かな。
正月3日はゆっくりできそう。