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これからの道(養成講座報告)

昨日、8泊9日のピークパフォーマンスコーチ養成講座から帰ってきました。
とりあえず走り書きの覚書、感想、振り返り、これからの僕の未来について。

少し前までは、勉強はしばらくいいや、
アウトプットを中心で行こう・・・と思っていた。

まだまだ経済的には厳しいないなりに、
有料でコーチングをしていて、コーチングを教えていて・・・
ある程度自信もあって、喜んでもらっていて。

それでも自分は、壁にぶつかった感じがしていた。
いけるところまで行ってみて、まだまだもっと先があることは見えるけど、

そのためには知識も力も足りない感じ。

特に、3ヶ月間のコーチング講座をやったことと、
ホームレスへのコーチングを行ったことは、
僕にとっても大きな成長の場でもあり、
同時に限界を感じる時間でもあった。

そして行くことになった。

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コーチ養成講座、本当はこれからの100人コーチングの実践が本番なんだけど、
合宿は素晴らしいものだった。

想像を絶する・・・と言ったら大げさかもしれないけど、

今までのコーチングのイメージや自分の感覚値が、
大きく変容する時間だった。

特に同時体験と臨場体験に関しては、
今までの質問での引き出しや、
観察によるセッションの進め方とは全く違った。

「え?こんなのアリ?」って感じだった。
技術、能力・・・多分この9日間で大きく延びた。

コーチとしてのあり方も、磨かれた。
サポートコーチの皆さんや、講師の大樹さんたち、
本当に素晴らしい、美しい人たちだった。

今回学んだ手法のすばらしいところ、色々あるんだけど、
あえて1つあげるとするなら、
その人間観の美しさにあると思う。

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そして一番大きなこと、
僕の道が、見つかった。
天命、使命、ミッション、夢、生まれてきた意味・・・・

とにかく、自分がどこに進んで行くのか、見えてきた。
おぼろげながら、でもはっきりと、
目の前が照らされた感じになっている。

僕がこれから、この大切ないのちを使っていく方向は、
「平和を創るひとを育てる」と言うことらしい。

今までは、僕が目指している所は、
「紛争解決」と言うイメージだったんだけど、

どうやら僕のフィールドは、むしろ「平和教育」といったあたりらしい。

今回養成講座で、様々なテーマで相互コーチングを行いながら、
僕の強みとか、性格とか、
今までどんなことで喜び、どんなことで苦しんだか。
自分の好きな所、人からほめられる所。
何から逃げ、何に飛び込んだのか。
なぜあの時、あんな経験をしたのか・・・

そういったことが、随分まとまりを持って、
僕にそんな方向をさししめしてくれている。
僕は、確かに少し浮世離れしていて、
それをピュアだと解釈してくれる人もいて、

だけどそれは僕にとっては、「弱さ」の裏返しだったりして、
少しコンプレックスだったんだけど、

この道なら、僕のそういった空気感も、最大限活かせる。
まさに僕らしい道だと思った。

世界が大好きで、
人類を愛していて、
私達の美しさを知っていて。

大切な人たちが幸せに暮せるように、何かがしたいと思っている人。

そして、そのために、具体的な行動を起こし、
リスクを取ってリーダーシップを取っていける人。
そういう若者達を、増やして行きたい。

そのためには僕自身がもっと、リーダーとして進んでいかなければならない。
いつか、僕自身が、そんな人たちを育てる場所を造りたい。

まずこれから具体的にやっていくことは、
平和を作っている人たちに会いに行くこと。

そして、僕にとっての、世界平和の希求の原点である、留学にもっと関わること。
できれば、1年以上、非英語圏に1人で留学する高校生。
或はそこから日本に帰ってきたばかりの人、
もしかしたら、今日本にいる留学生。

そんな人たちへのコーチングをやっていって、
自分に何ができるか、もっともっと明確にしていこうと思う。

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僕にとって、やっぱり人生を変えた経験は、留学だった。
特に、世界中のノルウェーへの留学生が集まって、
一緒にすごしたオリエンテーションと、
帰国直前の北ノルウェーへの白夜ツアー。

あの瞬間僕が眼にした、

ごく普通の、だけど圧倒的な光景。
僕たちが泊まっていたゲストハウスには、
日光浴をする奴、水風船でいたずらをする奴、
料理をする奴、おしゃべるをする奴・・・・・

 

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お互いに理解しようもないような違いを持った若者たちが、
なぜか一緒に、バラバラに、すごしていた。
同じ空気を吸い、同じ心を、共有していた。

世界中の若者たちが、
1つの屋根の下で、
バラバラな価値観と文化を持ち寄り、
好き放題に、自由に過ごしながら、
だけど繋がっている。

言葉にもされず、あからさまに表現もされず
だけどあそこには連帯と信頼があった。

あの建物は今思えば・・・・タイムマシンのような建物だった。

僕達人類が、どうなりえるのか。
僕たちが、実現できるかもしれない素晴らしい未来は、どのようなものなのか。
僕が大人になって、どんな世界を創るために、いのちをかけるのか・・・・・

そういったものが、あの瞬間、そこに存在していた。
あれは、未来が僕を誘うために、やってきてくれていたとしても、

不思議じゃないような体験だった。

そして、今まで。
10年間の、模索の時期があった。
本当に辛い時期もあった。
姉の死や失恋、社会人一年目の辛い時期が重なり、

誰も信じられない気分になったり、
こんなに辛い思いをするのなら、いっそこの世界からいなくなってしまいたい。
そう思ったこととすらあった。

そして、経済も政治も知らず、
地雷撤去のために現地にいく勇気もない僕には、
何もできない無力感が積み重なってきた。

そして、暗中模索のなか、

コーチングに出会い、のめりこみ、学び続け、実践をくりかえし、
いつの間にか喜んでくれる人が現れ、
それがいつの間にか収入になりはじめ・・・

人と一緒に歩むこと、
心と心を開いて、対話すること、
そして、安心・安全な時間と空間を創りあげることが、
僕の仕事になった。

そして今わかっていることは、
コーチングで作り出す安心・安全な場は、
未来の世界の姿の、一瞬の実現なんだということ。

ただクライアントが思いを馳せるだけでなく、
ただ僕たちが未来の夢を体験するだけでなく、

あれは、僕たちが実現しうる世界の、
僕達人類がなりえる姿の、

一瞬の表現なんだ。

それなら僕がやることは、
本当に簡単だ。

僕がノルウェーで遭遇した、あのタイムマシンのような空間を、
作り出していけばいい。

そしてできるだけ多くの若者をタイムマシンに乗せて、
未来に連れて行けばいい。
僕達人類の可能性を、体感させてあげればいい。

そして現在・現実にすむ彼らを勇気付け、
必要な知恵(或は知恵を作り出すための知恵)を提供し、
仲間をつくり、
彼らが自分なりの強みや特性を活かして、

未来を作り出すための行動を取れるまで、
しっかりとサポートしてやればいい。

物凄く無謀なプロジェクトかもしれないけど、
やるべきことといえば、ただ、それだけだ。
それなら後は、淡々とやっていけばいい。

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さてさて、まとまりがなくも、
そんなことが、ここ10日間の報告です。

応援してくれた人、
ご一緒できた仲間、
サポートしてくれたコーチ、
講師やピークの皆さん、平本さん。
そしてその素晴らしい集団を紹介してくれた、明日香さん。

ありがとうございます。

これからも、宜しくお願いします。

僕はこれからも、進み続けます。

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