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世界船:僕の45日間 ①

世界青年の船から帰って来て、もう2週間。

やっと、調子が戻りつつあります。

 

そして、調子が戻っただけでなく、

今までとは違う反応や思考、振る舞いをしていたり、
新しく、自分自身や未来/過去について気づくことも多く、

旅を経て、新しい自分を再構築しているなあという感覚があります。

 

そして・・・

 

世界船の経験は、ちょっと一言ではまだまとまっておらず、
(そしてもしかしたら、これから数年かけて消化して行くものでもあるらしく)

取り急ぎ、素晴らしい日々の中でも、特に印象に残ったできこと、
大切に覚えておきたい出来事を、備忘録的に、書き残しておこうかと思います。

 

一つ一つのエピソードも、あまりにも濃密で、
だからやっぱり数行にはまとめられるはずもなく、
背景・コンテキストまで書き加えるなら、
本来はそれぞれが、一つの記事になっちゃうんだけど。

 

■出航の大騒ぎ、

SWY24 060世界青年の船出航

船員さんがドラをたたいて、出航を知らせてくれる。サザンのBGM。

陸地に投げられる色テープ、
見送りの、家族、OB、ブラスバンドまで来てくれた。

見えなくなるまで、船と陸地で、手を振り合った。
もうやたらと興奮して、叫び、走り回り、抱き合い、記念撮影。

なぜかしんみりと、泣き出す人も。
ドラマとロマンに満ちた船旅にふさわしい、始まり。

 

 

 

■日本ってすごい!日本式のやりかたって、機能するんだ!という驚き。

日本人150人全員がキャストになっての、日本についての渾身のプレゼン。
その準備の過程。

全体よりも詳細を優先すること、
やってみての即興よりも完璧なプランを優先すること
苦しくても、完璧を追い求める傾向
個々人の発露より、集団としての協調性を大切にすること。

 

こういった日本式のやり方に、僕はかなり批判的だったんだけど、

本番、見ている外国人が感動して泣き出すほどの、
魂のこもった、思いっきり最高のプレゼンになった!

気がついたら、「最高だった!魂が伝わった!!」と言ってくれている外国人に、
「Yes, this is Japan!!」と応えている自分(笑)

 

 

■そのプレゼンが終わった後
一気に海外からメンバーが押し寄せて来て、抱き合い、感動を伝え合い・・・

あれは、観客から演者へのねぎらいでも勇気付けでもなく、
日本人と外国人の交流でもなく、
一つの、強烈で大きな、感動の共有の場だった。

そう、演者も観客もなく、肌や言語の違いなどどうでもよく、
ただ、感動している人間と人間が、涙を流し、抱き合い、叫んでいた。

SWY24 075

 

そう、これが、世界が解け合って行く感覚なんだ。
そして、僕はこんな世界を作りたいんだ。

 

そう、人と人は、言語や肌の色を乗り越え、
分かり合うことが出来るんだ。

お互いの存在を、喜び合うことが出来るんだ。
僕たちは、平和な世界を作ることが出来るんだ。

 

 

■そして、本番前、僕が夕食を食べる時間もなく、
かなり不機嫌になってたときに、

西田さん辛そうですねって、心配をしてくれた人がいたこと。

僕のそういう状態を受け入れつつ、それでも、笑顔でいてほしいって、
なんだかキラキラした目で言われて、一気に気持ちが持ち直したこと。

 

ケアをし、サポートをしてくれる人がいることの、有り難さ。
そして時には、人に甘えても良いんだってこと。

 

■出航二日目、日本近海の、驚異的な船酔い。
バタバタと倒れて行く仲間たち。

僕も、何度もトイレに駆け込んだ。
胃が空っぽになっても、まだ出てくる!

そんな状態で、コミュニケーションセミナーを開催した。

 

そこは心のスイッチで、にこやかにやりつつ、地獄だった(笑)
その後、エレベーターのように上下するベッドにたどり着いて、
眠りに落ちる瞬間の、頭が枕に吸い込まれて行く感覚。

なんと言うか・・・恍惚感に近かったかも(笑)

 

■出航前ベネズエラ人を、新宿に連れて行ったこと。

ベネズエラ人リーダーのマリアが、
「え?私は別のところに行くわよ。」と言った時、

無理無理、夜のラテンアメリカ人を、たった二人でまとめるなんて、無理、と思った。

もう、絶対に門限は守れないし、一人ぐらいは失踪する・・・

 

・・・と思ったら、メンバーのほとんどがお酒を飲まないし、
集まろうって言ったら集まるし、

本当にこのひとたちベネズエラ人?って思うほど、ガイドが楽だった。

つまり、彼らは、かなり変わったベネズエラ人だった(笑)
そして彼らは、本当に本当に素晴らしい、楽しい人たちで、

 

かつ誠実で、愛に満ちあふれた人たちで・・・
彼らに会えて、本当に良かった。

 

■そうそう、ペルー人と両国に行ったのも、楽しかった!

SWY24 世界青年の船 両国 江戸博物館 写真大好きな、アレとポール。

 

 

■そうそう、そもそも、プログラムが始まる前も良い経験だったんだ!
一時的に秘書業務をしてくれる人との詰めや、その人の素晴らしい対応、

何度も受けたコーチング、そこで見つけた旅の目標、自分軸。
ちょっとずつ盛り上がる気持ち・・・

 

■クラブ活動紹介。武道の魅力がつたわったことと、
道着姿をみんなが喜んでくれたこと。
そして、来てほしいって思った人が、クラブに参加してくれたこと。

 

■管理部の、最高のシーツたたみデモンストレーション。
こういうバカが出来て、それが許される管理部って、素敵!!

 

■色んな人が、相談に来てくれて、時には毎日のようにコーチングしてたこと。

Ship Loveの話が多かったなあ~
誰かがサポートを必要としていて、
適切なサポートをする具体的な知識・技術を持ってるって、嬉しい。

 

■公式プログラムの一部で、チームビルデイングのワークショップをしたこと。
ナショナル・リーダーたちも興味を持って来てくれて、
実際にとても良かったと言ってもらえたこと。
次回から本当に公式プログラムにすべきって言われたのは嬉しかった。

SWY24 世界青年の船 チームビルディングセミナー

そして、終わってから、参加したエジプトの女の子が駆け寄って来て、

「元気でた!何かしたくなった!
今まで、もう何もやりたくなくて、帰りたくて、引きこもってたけど、
なんだか分からないけど何かしたくなった!」

って言ってくれたこと。

そして実際、彼女はずいぶん船の生活を楽しんだようだったこと。
チーム発達の4段階、(タックマンモデル)使えるな~

 

■プログラムの最初の方、
参加者全員にコーチとして関わる!って意気込んで、
色々と行動したりコミュニケーションを取りながらも、
実は結構、不安だし、これで良いのかなって思ってた。

そのときに、ペルーのパウラが、
”Hiro, you are so precious”って良いながら、抱きしめてくれたこと。
あの一言に、どれだけ勇気づけられたことか。
ああ、これで良いんだって思えた。

なんだかんだ言って過酷でプレッシャーも大きいプログラム、
そうやって、色んな仲間と、お互いを勇気づけながら、
一緒に進めたこと。

そういう空間があるんだということ。
そこに僕も、いてよくって、
僕がそこにいることを、喜んでくれる人がいるんだということ。

 

***
さてさて、なんとなく時間の流れで書いてみたら、
まだ3分の1も終わってない!!
そんな訳で、これ、続けようとおもいます。
写真もアップしなきゃね~

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