コスタリカへの留学をひかえて、僕の、初恋、交換留学と、9.11.僕の人生を変えた1年間について・・・
出国は5月29日。
国連平和大学(UPEACE)に入学します。
フィリピンでのインターンと合わせ、
1年半の修士課程です。
今まさに、夢の中を生きているなって実感しています。
僕がホントにやりたかったこと。
ずっとずっと願い続けていた夢が、
ついに、始まろうとしている!
これから1年半・・・
世界中の仲間が集まる環境で、
平和について学び、話し合い、活動し、
これからの世界のために、
僕たちはどんなことができるのか、
思いっきり探求してきます!
でも僕は、ただ学びたいだけではないんです。
自分が今まで身につけてみたことがどれくらい通用するか試したい。
そして、世界の仲間たちに、僕らしい貢献がしたいと思っています。
今日は、
どうしてわざわざ今、留学するのか。
僕がこれから留学するに当たっての決意。
そんなお話です。
* * * *
僕の探求は、10年前、高校生のときに始まりました。
2001年、思春期の真っ只中・・・
留学先で好きになった、ある女性から始まりました。
とても素敵な女性でした。
同じ授業を受けていた、クロアチアからの難民でした。
留学から帰って・・・9.11アメリカ同時多発テロが起こり、
ニュース番組で、
アフガニスタンの少女が、
爆撃で家族を失い、
爆発のショックで発狂し、
ケラケラと、笑い続けているシーンを目にしました。
そしてその少女は、
僕が恋をしたその女性に、そっくりでした。
言葉も違う、宗教も違う少女だったのに、
他人事だとは、思えませんでした。
どうしてあんな娘が、
こんなひどい目にあわなきゃいけないんだろう。
これからの娘の人生は、どうなってしまうんだろう。
彼女のいる場所には、
子どもをなくしたお母さんや、
妻を奪われた夫や
足や、手や視力を失った人たちがいっぱいいる。。。
胸が苦しくなって、
じっとしていられなかったです。
すぐにでも飛んで行って、何かしたい!
だけど・・・自分はまだ高校生。
できることが、まったく見つかりませんでした
自分はちっぽけすぎる・・・
無力感に打ちのめされました。
だけどぼくは、あきらめられなかった。
ただあの恋のことが、あの少女のことが、
世界中の仲間との楽しいひと時が、
忘れられなかった。
毎日、高校生としての毎日を送りながら、
少しずつ何かが、変わり始めました。
大学に入り、また留学をし、社会学を学び、
姉を亡くし、恋をし、就職活動。
会社で働き、仕事を辞め、会社を立ち上げ・・・
幸せな体験も、苦しい体験もしながら、
自分に出来ることを探しました。
そして、いろいろなセミナーに参加しました。
もっともっと、知りたいこと、学びたいことがありました。
どうすればもっと、自分らしく生きられるんだろう。
どうすればもっと、対立を乗り越えられるんだろう。
どうすればもっと、協力し合いながら、明るい未来が作れるんだろう。
世界中を飛び回り、学びを続けるうちに・・・
僕自身がコーチ・講師として活動し始めていました。
そしてあるとき、気づいたんです。
すごく小さなことかもしれないけど、
ここにすでに、平和があるんだって。
自分自身のことがもっと好きになれて、
相手のことも、もっと信頼できて、
いろんな人たちとチームになって、
明るい未来を作る場が、ここにあるんだと。
世界平和は、一生をかける夢なんだけど、
それと同時に
今この瞬間、実現できることでもあるんだと気づきました。
だから、ある意味ではすでに、
僕は今の仕事でとっても幸せなんだけど、
やっぱり、もっと、世界と関わりたい。
まだ何ができるかわからないけど、
実は自信だってまったくないんだけど、
まだまだ、できることがあるはずだとも思う。
平和構築や紛争解決に少しでもかかわり、
そこで何ができるのかを、この体で確かめたい。
これからさらに、
世界に向かって、一歩踏み出します。
世界中の人が、安心して食卓を囲める世界を作るために。
そしてこれからの決意表明は、
また明日!!