こんにちは、西田です。
先週、内閣府「世界青年の船」プログラムを終え、
無事帰国しました。
世界中から、13カ国の若者が集まって、
1つの船の中で、共同生活。
3人部屋、逃げ出すことが不可能な空間で、
ひたすら、仲間と関わり、向き合い、踊り、議論し、笑い合い・・・
そんな1ヵ月半。
もう、まだ言葉にはできない、本当に素晴らしい経験でした。
とにかく、行ってよかったと思います。
かけがえのない経験でした。
サポートの途中で旅立ってしまったクライアントさん、
研修の依頼をお受けできなかったクライアントさん、
その他、色々とご迷惑をかけたにもかかわらず、
快く送り出していただいた皆様、本当にありがとうございます。
帰って来てからは、ぼぉっと過ごしている時間が増えています。
気がついたら、船のことを考えていたり、
毎晩、船に関する夢を見たり。
僕自身、留学を含め異文化体験や、
それに伴う出会いも別れも経験しているから、
そして、メンタルマネジメントのプロだし、
帰って来たら、スムーズにまた日常に戻るかなぁと思っていたんですが・・・
やっぱり、今回の経験は、強烈だったみたいで、
「未来に向けてアクション!」というよりは、
いままでの1ヵ月半の経験を消化することに、
時間とエネルギーが消費されているようです。
そんなわけで、一体どういう経験だったのか、
まだうまく言語化できないのですし、
自分がどう変化・成長したのかも、把握できていません。
ただ、深いところで、いろんな変化があったと言う感覚があります。
これからこの船の経験が、
どのように僕の人生・仕事に影響を及ぼしていくのかについても、
やっぱり、うまく想像できないのですが、
これまた、とてもいい影響が、長期的におき続けるという確信はあります。
カナダの代表者として乗船していた世界船OBが、
「7年後の今、船の経験がどういうものだったのか分かってきた」
と言っていました。
僕自身、高校生のとき、留学をして、感じたことを、
10年後の今、やっと仕事として形にできていたりするわけで。
僕にはコーチングがあるから、経験や学びの具体化も、
それを現実に落とし込むことも、加速することも、
たぶんはるかにスピーディーにできるんだろうけど、
それでもやっぱり、時間がかかるだろうと思っています。
今、この2週間で感じた変化は・・・
■人にお願いすることが、前よりも楽になった。
お願いって、ためらう事もあるんだけど、
前よりも仲間の、サポートしてくれようとしてくれる気持ちを、
信じられるようになった。
■自分の思い通りにならない人を、許容できるようになった
前よりも、人をコントロールしたい気持ちが減った。
その人なりの体験、その人だからこその反応、
その人独自の考え方を、尊重できるようになった。
■自分は、自分のままでいいって思える感じが強まった。
今まで僕をずいぶん煩わせてきた、
自分の中の、未完了感や欠如感が、ほぼ解決できた。
自分のままでいいんだな、それでも好きでいてもらえるんだな、
自分は、未熟かもしれないし不完全かもしれないけど、
間違っているわけでも、ダメなわけでもないんだなって感じられるようになった。
自分自身のことを、受け入れられるようになった。
■世界中に友達がいる感覚が、強まった。
世界中のどこかに友達がいる。
地球上のいろんなところに、自分の居場所場ある感じ。
そういう安心感と・・・
■世界中でおきていることが、他人事じゃなくなった。
テレビの向こうのあの革命や、あの事件や、あの戦争が、
知らない誰かの悲劇ではなく、
大切な仲間の、友達の経験になった。
そして、あの達成や、あの成果や、あの和解が、
知らない誰かのニュースではなく、
共に喜びたい成功や幸福になった。
■他にも、
・日本って凄いって思った!
・プロとしての自信。チームフローのコーチングの凄さを実感した
・1人の男性としても自信がついた。
・やっぱりラテンアメリカ好きだなぁ。
・行きたい国が増えて大変!
・今の若者、平成生まれの人たち凄い!って思った。
とか、いろいろ。
■一言で言うと、アドラー幸福の3条件(コミュニティー感覚)の向上・深化でしょうか。
自分が好き・他者は信頼できる・自分は貢献できるの三つが、
ぐっと根付いたんだと思います。
船は文字通りLife Changingな経験だなぁと思いつつ。
僕自身は、ある程度人生のビジョン・ミッションが明確な状態で乗船したので、
これからの人生の方向性は、
変化したというよりも加速したり質が高まったりしたんだと思います。
グローバルで型破りな、世界に貢献するリーダーを育てたいと思っていて、
世界船が、それをしていそうだから、乗船したのですが、
自分の「当たり前」が通用しない環境に身を浸し、
仲間とぶつかり合いながら、
圧倒的な差異にも関わらず、溶け合い、共有しあう若者たちを見て、
やっぱり、「これこれ、これがやりたいんだ!」って思いました。
取り留めなく、今の僕には、そんなことが起きています。
これからの日記は、もうちょっと具体的な内容にしたいなぁと思います~
例えばこういう、取りとめもオチもない文章を、
そのまま投稿できることも、
そのままの自分でOK感の、表れかもなぁなんて思います。