スイス6日目。
セミナーはなくて、両親はすでにルツェルンへ旅立っていて、休日的な感じ。
と言いつつ、多分10キロ近く歩いた。
ゆっくり寝て。
昼頃に、前日に参加しそこなった武道の稽古に遊びに行く。
普段やっている合氣道とは違った感じでおもしろかった。
道場も立派な所で、なんとたたみもあるし、シャワー室もあるし。
板張りの部屋もあって、ちょっとした武道館風。
結構動いて、汗をかいて。
そこの門下生?の人と少しおしゃべりして、
街をうろつく。
地図を持たず、ウロウロ。
お店を冷やかしてから、お昼ごはん。
ここの地ビールは僕好み。飲みやすくて香ばしい。
入った所のおばちゃんがすごく素敵な優しい眼をした人で、嬉しくなる。
料理もおいしかった。
地球の歩き方を持った日本人がちらほら。
大聖堂・・・
荘厳な石造り。
こういうところで、信仰のみを伴侶に一生をすごした人がいたんだな。
何を考えて、何が喜びで、何が苦しくて、
この回廊を歩きながら、一体何を思っていたんだろう?
石畳の町。
坂、階段、手をつなぐカップル、子ども、おばあちゃん。観光客。
教会の前の公園には、迷路模様。
教会で見られたりする円形の奴。
これも瞑想の一種だったらしい。
自分も歩いてみる。
ずっと前歩いたときは、大学生で、
恋をしていて、合氣道のことばかり考えていたな。
色々と歩く。
そのうち本当に迷う。
なんとなく方向はわかっているから、
適当に歩く。
でっかい教会に出くわす。
入ってみると、ピアノの音が!
それもかなりすごく上手な人・・・というか、
多分ピアニストの卵かな。
即興なのかなんなのか、
教会中に音が溢れてる。
お礼に折り紙を渡して、教会を出る。
そろそろ帰らなきゃ、意外とかなり間違った所にきてたりして
思いながら歩いていると、
壁に区切られてその向こうに緑が。
壁に格子があって、壁の先が見えるところがあったから見てみると、
なんと、50メートルぐらい先にゾウがいる。2匹。
さすがにのけぞる。
いつの真にやら動物園までたどり着いていたらしい。
さすがに予定外で、真剣に帰る道を探し始めようとしたら、
電車の音が。そして動物園のさらにもっと先にバーゼル駅が。
ほっとしてそちらに歩き出す。
途中で栗を買う。マロー二。100グラム3スイスフラン。
天津甘栗よりも大きくて、ほっくらしている。
味付けがされていなくて、自然のあじで、
僕はこっちのほうが好きかな。
栗のはいっている紙袋がおもしろくて、
横にポケットみたいにもう少し小さな袋が貼り付けられている。
どうやらここに、むいた皮を入れて行けということらしい。
栗を食べながら歩いて、やっと駅にたどり着いて、
さらに歩いて、ピーター家へ。
夕食はシンプルにパンとハム。
おしゃべりをして、暖かいシャワーを浴びて、寝る。