「コーチングダイス®」をリリースしました ▶ 詳細

パチャママへの旅:2日目

エクアドルの熱帯雨林へ、アチュア族に会いに行く旅。
一日遅れの出発から、現地のホテルで寝るまで。

プロローグは、こちらから

 

■飛行機のなかで、セルフコーチング。
目標。旅の終わりに、どんな姿でありたいか。
(原文そのままは恥ずかしいので、秘密。すこしマイルドバージョン)

・自分自身の存在を、人のために差し出せる人である
・素直に、自分の本質的な部分で人と関わっている。

 

そんなことをしながら思ったこと。

 

人生を変えようとしない。人生は、結果だから。
変えるのは、生き方。自分は今ここにいるのだから。

 

世界に対しての態度・臨みかたを変える。
もしも世界が人生が変わるとしたら、その結果。

 

■飛行機は、いつもどうり・・・かな。時間は長かったけど。
アトランタでの乗り換えもまあまあスムーズで、
あ、でも興奮していたのか、あまり眠れなかった。

 

座ってるだけじゃもったいないので、瞑想したり、ワークしたり。
そういうところも、いつも通り。

 

■キト、着陸。

飛行機の中、それまで普通だったのに、
着陸の直前、とつぜん、「おれは帰ってきた」と言う思いに胸を衝かれる。
ラテンアメリカに、帰ってきた。

 

チリへの留学以来、5年ぶりに。
ラテンアメリカに、帰ってきた。

 

僕が10年以上も憧れ、
そして大学、一番辛い時期と留学が重なり、本当に苦しんだ土地へ。
だけど、それでもやっぱり、また出会いたかった土地へ。

 

胸が熱くなる。
帰ってきたんだ。ここへ。

 

■空港・スペイン語の洪水
スペイン語のカンバン、ポスター、宣伝・・・・
スペイン語の文字に触れるのはものすごく久しぶり。
映画とか、東京でスペイン語は聴いていて、
だからスペイン語の音声に触れるのは普通だったんだけど、

 

文字、それも教科書ではなく、宣伝の、派手な文字。

 

なんだかくらくらする。
スペイン語の文字情報があたりに溢れてる。
それに脳みそがびっくりしてる。

 

脳みそが遅ればせながら、スペイン語脳に慌ててスイッチを入れようとしてる。

 

■ホテルまで
キト、標高2850メートル。
やっぱり酸素が薄いのは感じる。少し息が上がってる。

 

到着は夜の23時とか。真っ暗。
到着ゲートで、タクシーの運転手さんが待っていてくれる。

 

お決まりの「mr, Hiroaki Nishida」の紙を持って。
水を一本もらう。丁寧な手つきで、嬉しい。
おしゃべりを色々しながら、1時間半ほど?

 

どんどん標高を下げていく。

 

街や湖に通りかかるたびに、色々と説明をしてくれる。
名物とか、観光名所とか。

 

途中のガソリンスタンドでトイレ休憩をしたり、
サンティアゴを思い出す。

 

黄色地に赤字の「PAN」のカンバン、
インターネット屋、流れきらないトイレ、
でこぼこの道、道に机を出している居酒屋。

 

チリでぼろぼろだったとき、ひどく傷つけあった女性のこと、
合氣道をした仲間・・・いろんな思い出がどんどんよみがえって、
なんだか、変な表情になっているのが自分でわかる。

 

車内が暗くてよかった。

 

おっちゃんの人生についても少し聞かせてくれる。
田舎の出だったこと、とてもかわいい子どもがいること、
キトがどんどん大きな町になって様変わりしていること。

 

若者は、やっぱりキトでも、酒好きで踊りが好きな、若者だってこと。

 

■で、ホテルに着く。
真っ暗でよくわからないんだけど、
広い庭にコテージのある素敵なところ。

 

すでにみんなは寝ていて、リーダーのヒデさんから、

 

お疲れ様と共に、部屋番号とか明日の起床時間とかのメモ帳をもらう。
正直、これはかなり嬉しかった。ものすごくほっとした。

 

ホテルは高い壁があって、
見張り小屋が高くそびえてて、ライフルだか散弾銃高を持った警備員がいる。
で、どの警備員さんが、メモを渡してくれたんだけど、

 

このメモを取りに戻るために見張り小屋のはしごを上る時、
鉄砲は、はしごの下に立てかけっぱなし。

おい、俺が奪って撃ち殺せるじゃないか。
危ないようで、実はのんびり。

 

そんな素敵なエクアドル。

 

■その頃みんなは

赤道の記念碑に行ったり、
自然保護林に行ったり。

現地人が自信満々で話す、
スペイン語交じりのわけのわからない英語で、

 

四苦八苦していたらしい。
ごめんなさい、初日の一番心配なときに、ご一緒できなくて・・・・

 

そして、素晴らしい、力に満ちた火山を見たそうな。
ちょっとうらやましい。

でもま、おそらく、僕が遅れたことにも、
何か意味があったんだろう。

 

■目標のレビュー

旅から2ヶ月経って、飛行機での目標を振り返ると
★自分自身の存在を、人のために差し出せる人である

 

これは、ある程度できたと思う。
通訳以外に、僕がいることで喜んでもらえたようだ。
何よりも誰よりも楽しんだし、
それを見て、他の人も楽しかったらしい。

 

それを今できているか?と言うと、
できているともいえるし、できていないともいえる。

 

人前で、自分自身でいることは、前よりもできるようになった。
だけど同時に、まだまだ、閉じているところはあるなぁ、

 

もっと今ここで、自分の思うままの情熱や気持ちをシェアできるはずだなぁと思う。
でも、まずは一歩、進めたかな。

 

自分自身を差し出すということが、少しはできた。

 

★素直に、自分の本質的な部分で人と関わっている。

 

これも、上と同じかな。
自分の本質ってなんだ?なんて思ったりして。

最近1つ進歩したと思えることは、
自分であまり好ましくないと思っている、自分の側面に対する受容性が
高まってきたこと。

 

去年は、色々なことをポシティブに見ようとしていた。
いまは、自分のネガティブなところも、前向きに受け取れる。

 

完璧かどうか、じゃなくて、
前に進もうとしたかどうか。それで自分自身を評価できるようになった。

 

今日一日、全力で過したか。
どれだけのエネルギーを放出し、交流したか。

 

そして、少しでも、ほんの一歩でも、前に進んだか。
自分の有限性を受け入れ(あきらめ:明らめ)、
有限性に対して自分自身を開くことで、
より前に進みやすくなった。

 

だから随分、成長した。

 

それ以外にも、目標とは違うところで、
本当に色々と気付きに満ちた、凄い旅立った。
あそこで起こったことは、今の自分にまだ変化を起こし続けていると思う。
これに関しては、また後ほど。

目次