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卒論メモ

ついに大詰め。

金曜日には出そうと思ってたけど週末返上の氣配。

やってて楽しい。

現在の問題点は、分析の軸が不明確なこと。
結局一貫性が無く、ストーリーがまとまっていない。
俺は何が言いたいんだったっけ。

そもそも、スピリチュアルについては、理論研究は結構あるけど、なぜか実証的な研究が見つからない。
(せいぜい見つかったのは、スピ系の本を分析したやつと、あとは真光とか、宗教教団を観察したやつ)

俺の先行研究探しが悪かった可能性は高い。

もし本当に、誰も本当に実際の調査をしてないのなら、ある程度網羅的に書くだけで、意義があるっていうことになるのかもしれないが、釈然としない。

いまさら何なんだけど、
星の数ほど作られる論文の中に、一人もやってないってのは、ありえない氣がするし、本当にやってなければ社会学の存在意義そのものがゆらいじゃうのではないだろうか。
誰かが行ってたみたいに、「結局社会学は新しいものを見つけたり物事を変える力なんてなくて、権威ある社会学者が『れっきとした社会現象』と認めてやっと研究を始める。社会の後追いしかしていない。」
ということになってしまうじゃないか!

社会学と社会学者には反吐が出るほどいらいらするけど
やっぱりすき。

とりあえず、リサーチクエスチョンは
「何でみんなそっちの世界に入っていったんだろう」
…で、この底流にあったのは、自分が合氣道を始めて考え方が揺るがされたり、そういう経験。
さらに、自分が今どこにいて、これからどこに行くのかっていう、自分の世界観と生き方の再構築をする時期に来ていたっていうのがあると思われる。

インタビューをやって最終的に思ったのが「スピリチュアリティってライフスタイルなんだ!」

中心的な視点は、
高橋由典の社会学的感情論の、「体験=選択」
人が対象に惹かれて、はまって、時には自分がどんどん変わって行って、その過程で不安や恐怖を覚えたり、でもやっぱりやめられなかったりって言う話。物事にほれ込んで、選択の余地がないような状態で、その世界に踏み込んでいくって言う話。

見つかったものは

結構みんな、スピの世界に触れたきっかけと、それを探求したいと思った時の理由が無関係なこと。
別にスピに入る前に苦労しまくってた人ばっかりでもないこと。
結構スピに入って、人間関係で苦労した人も少ないこと。
西洋近代科学との間でのゆれ。
グラウンディング。
人間関係、生活状況の変化。
生きる事が楽になった(集中力とか、恨み無くなったとか)
自立・個人主義。
宇宙との合一。
宗教嫌い。
今の生を楽しむ事。
自己の表現。
自己と他者への愛。
インタビュイーから見たスピリチュアリティの問題点。
インタビュイーから見たスピの可能性。

もう一度考え直して見よう。

結局俺は、何が言いたいのか。
誰に読んでほしいのか。
その人に、どんなメッセージを伝えたいのか。

原点原点。

とりあえず今日は早く帰ってゆっくり寝るぞい。
ゼンザイもある。
ぐふふ。

~当時のmixi日記より2017年に転載~

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